日刊『博多映画道場』
特定非営利活動法人(NPO)博多映画道場 映画・NPO・ボランティア
キッズアイランド・製作報告「上映会3」
キッズアイランド・製作報告「上映会3」
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 大画面に映し出された映像はまさに「映画」であった。結果は好評、心配は取り越し苦労に終わった様だが、この問題は次の作品に生かしていこうとひとり誓った。上映後の盛り上がりのなか、子供たちと「打ち上げ」をやる。「打ち上げ」っていっても大人のように酒を飲むことはないので、要は「懇親会」である。
 子供たちは互いに会う機会が増えるごとに仲良くなっている。もっと大きくなれば自分達で勝手に集まれるのだろうが、年が小さくていつも親同伴でないと集まれないので今度はいつ会えるのかわからない。次のロケでまた会えるといいね。

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キッズアイランド・製作報告「上映会2」
キッズアイランド・製作報告「上映会2」
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 本当は上映直前まで、結構ごたごたしていたのだ。「キッズムービー」の上映会はほとんどが出演した子ども達の関係者でしめられるため、編集は意識的に「ゆるめ」にしてある。というのは親達にとってちょっとでも長く自分の子供が観たいだろうというおせっかいな配慮からであるが、作品的にはカットを入れ替えたり、もっと短くしたりした方が良くなることはスタッフ全員理解している。その意味では満足のいく作品になったと思う。
 では、何が引っかかったのか。ちょっと抽象的になるが、言いたいのは「映画的」に見てどうかということである。年寄りくさくて申し訳ないが、今の人たちは映画よりもテレビに慣れている。予算的な関係で「キッズムービー」はフィルムで撮っているわけではないが、やはり「映画」として「こだわり」たいのだ・・・。


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キッズアイランド・製作報告「上映会1」
キッズアイランド・製作報告「上映会1」
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 上映前はいつもドキドキするようなわくわくするような、この気持ちはかつて劇場映画時代の封切日からもう何百回と経験しているはずなのだが、絶対に慣れることはない。
 スタッフHと撮影監督のU君はコントロールルームに閉じこもってバタバタしている。子供の映画と言われようが、なんといってもちゃんとした劇場上映なのだ。キャパは250席。小劇場よりずいぶん広いんじゃないか。しかも市美術館のホールだからへたな映画館よりもはるかに立派な造りである。映画の出来不出来は劇場環境にもあると常々思っているから劇場選びは大切だ。
 受付のイスに座って段取りの最終チェック。今回は開場前というのに前回に比べ、随分のんびりしている。実はM子のほかにもスタッフが増えている。まず、すでにベテランのN君、子ども達の写真を撮っているMさん。それに、見るからにスポーツマンのK君。みんな黙々と自分の仕事をこなしている。


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キッズアイランド・製作報告「宣伝隊登場!3」
キッズアイランド・製作報告「宣伝隊登場!3」
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次の日はNHK。昨年、出演した関係でなんとなく気心が知れてる感じ。そのおかげかなんと「楽屋」までもらった。これには子供たち、みんな大喜び。
言い忘れたが、スタッフが増えたのだ。若いのにすでに留学経験もある学生のM子。なんと彼女が子供たちに大人気。始めて紹介した途端、子供たちが「僕が先輩、君は後輩ね!」。彼女は「道場の仲間」として認知されたのだ。スタッフとしてではなく子ども達の仲間として。この感覚がなんとなくとなくいいね。
今日は学校の都合で少し遅れて来たのだが、彼女が「楽屋」に入ってくるや、あっという間に子供たちに取り囲まれた。

キッズアイランド・製作報告「宣伝隊登場!2」
キッズアイランド・製作報告「宣伝隊登場!2」
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短い時間にふたつの局を回る。出演時間が競っているので移動方法を綿密に打ち合わせ。まるで売れっ子のタレントみたいだ。
次の出演は街中、つまり屋外でのインタビューである。ところが、全員が到着した途端、バケツをひっくり返したような雨が降ってきた。夕立だからそのうち止むだろくらい思っていたらこれがなかなか降り止まない。それでもこの大雨の中、番組はどんどん進む。タフな番組だね、全く。「雨の中のインタビューになったらやだな」と思っていたら、みんなの行いが良いのか打ち合わせたように出演時間になったら雨がぴたりと止んだのだった。


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キッズアイランド・製作報告「宣伝隊登場!1」
キッズアイランド・製作報告「宣伝隊登場!1」
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宣伝隊いざ出動。今日と明日はテレビで子供たちが「キッズアイランド」の告知をする。希望者と言ったのに全員集まってしまった。それだけ気合いが入っているってことだろう。だけど、テレビ局はなんて言うかな。多いから減らせって言わないかな。ま、これも気合いでなんとかなるだろ。
案の定、スタジオに入るのは2〜3人にしてくれと言われてしまった。しかし、交渉の末、喋るのは2〜3人で全員出演ということで無事収拾。そこで「喋りたい人!」と聞くとほとんどみんなだった。元気がいい、今日と明日とで三つの局を回るから、なんとかなるけどね。


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キッズアイランド・製作報告「エピローグ」
キッズアイランド・製作報告「エピローグ」
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暑さと過密スケジュールでみんなくたくたである。子供たちは無事自分の出番を終了し帰ったので、残ったのはスタッフだけである。船着場に着いたがみんなあまり喋らない。  
気がつくとスタッフHとN君の姿が見当たらない。帰りの車の中で「ビールがうまそうだとか、焼きサザエのにおいがする」とか言ってたから、きっとその辺で飲んでいるのだろうと納得する。彼らは車じゃないから、まっ、いいか。そのてん車組は気の毒だ。特に撮影監督のU君はこれからまた仕事だそうで、ほんとにご苦労様です。
船のデッキにもたれ、潮風に吹かれていたら、夕陽がしっかり日焼けした腕にあたってひりひりする。しかしそれもいまは心地よい・・・。


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キッズアイランド・製作報告「ダンスの森」
キッズアイランド・製作報告「ダンスの森」
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 こちらの丘には燃えるような大きく真っ赤なケイトウが咲き乱れている。そのなかをふたりが走る。すでに「お花の国」での経験を生かしてこちらの組には「たくさん歩くよ」と納得してもらっての撮影開始である。真っ赤なケイトウの咲く丘が終わると海に突き出した広場へと移動する。
 ふたりとも小学2年生。ところがなんと、ひとりは空手の形をひと通りやり終えると、自分で振付けたダンスを踊ったのだ。もうひとりは「バトンダンスをやるからお空を飛んでるように撮って!」と注文を出すとロケの最後には川柳まで読んでしまった。多才だよね。僕が小学2年生の頃、何やってたっけ?
 しかもこのふたり、ものすごく明るくて初対面から大親友になってしまった。もう一度言うが何てったって、たったの7才だよ。


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キッズアイランド・製作報告「夏の精」
キッズアイランド・製作報告「夏の精」
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ロケハンの日とは打って変わって本日は快晴。太陽の光りがまぶしい分、木々の間から差し込む木漏れ日がうれしい。あのときは深い霧に見え隠れしていたブランコも今日は緑の中で風に揺れていた。
姉妹は妖精の衣装で登場。なかなか絵になるね。妹の方は前回からの参加で、たった1年しか経たないのに去年に比べると個性がはっきりしてきている。
「ワークショップ」ではなかなか内容が決まらなかったので心配したが、話し合いでの印象や年が小さいってことはやはり問題ないね。逆に、この組は大きなトラブルもなくロケは淡々と進む。


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キッズアイランド・製作報告「お花の国のバレリーナ」
キッズアイランド・製作報告「お花の国のバレリーナ」
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 撮影場所でリハを始めた途端、「お花が少なくて踊れない!」。それが第一声だった。要は花の咲き乱れる中でバレエを踊ろうと決めていたのに、期待に反し花が少なかったのだ。本当に子供はあなどれない。前にも言ったがこちらが勉強になる。
 「わかった、かなり歩くけどいいかい」。意中の場所はあったが、この猛暑のなかそこまで歩かせるわけにはいかないと遠慮していたのだ。太陽の照りつける中バレリーナの衣装のまま歩き始めた。彼女たちの両親やスタッフをいれると長い列が出来た。
 目的地に到着。海をバックにあたり一面、黄色のケイトウが。見渡す限りの花々。文字通り「お花の国」である。
 「ここなら踊れる?」と聞くと嬉しそうにうなずき、ふたりは暑さをもろともせず力いっぱい踊りだした。



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キッズアイランド・製作報告「キッズ海賊2」
キッズアイランド・製作報告「キッズ海賊2」
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 こまごまとしたやり取りが続く。こちらも初心に返って撮影は進行する。その分時間もかかる。朝の涼しいうちにと思って、早めに集合したのだが、そんなプランをあざ笑うかのようにすでに朝からものすごく暑い。午前中にもかかわらず、容赦なく太陽が照りつける。そんな中での撮影。子供たちの体調が更に心配である。
 しかも、ここは大人気のキャンプ場。あまり時間をかけすぎると人が増えてロケの邪魔になる。弱小のロケ隊なのであまりえらそうに人払いはでいきないのだ。しかし、陽は強くなる、人は増えてくる。時間との勝負である。




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キッズアイランド・製作報告「キッズ海賊1」
キッズアイランド・製作報告「キッズ海賊1」
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 子ども達の自作自演というのが結構大変だ。スタッフがいちいち子どもたちと話し合いながら撮影を進めていく。これが「キッズムービー」のやり方である。しかし簡単にはいかない。なんといっても子どもは絶対に妥協しないのだ。
 ここでも彼らの言い分は「ちゃんとえさのついた釣竿でやりたい、投げるところを1カットで」。大人の気持ちとしてはどうせえさは見えないし、投げるところと釣っているカットを後でつなげはいいじゃない。
変な慣れもあって「編集で何とかなる」とどっかで思っていても、言ってることは彼らの方が正しいので反論も出来ない。
 とにかく、こちらが教えられることが多い。見えないからといって手を抜いちゃいけないのだ。




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